【コラム】こどもの運動能力の特徴について
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2020年6月13日
子どもの運動能力の特徴について、まとめました。お子様の運動能力の発達で気になる方は参考にしていたければ幸いです。
- 子どもの頃は大ざっぱで、『ちゃんと』『しっかりと』できないのがふつうです。【粗形態(そけいたい)】といって、運動神経の回路の配線を行っている状態なのです。
- 左右の偏りをつくらないことが大切です。利き手にこだわる必要はありません。小さな頃は右脳優位であることが多く、左手を使おうとします。
- 「できた!」経験を大切にしましょう。できない運動をやらせるときらいに、さらに無理強いするとやらなくなるでしょう。できたことを言ってあげましょう(例えば、テニスで空振りしたら、ボールが当たらなかったことを指摘するより、ラケットを振れたことを褒めましょう)
- 音楽や音がなる道具、リズムが生まれるボールで遊ぶなど、リズムを取り入れると楽しくなります。
- いろいろな運動経験をさせてあげてください。専門的なトレーニングなどは必要ありません。自分の意思で遊べることが大切です。
- 幼児期に、飽きっぽいことは悪いことではありません。集中力が続かないのは、視野を広げ、堅物な人格を形成しないようにする働きなのです。
- 小学低学年~中学年くらいまで、がんばっても成果がでにくい時期があります。潜在的成長期と言います。小学高学年くらいから急にできるようになることがあるので、「うちの子は運動が向いていない」と大人が思い込んでしまわないことが肝心です。
- 個別性があるので、早くできればよいということはありません。早い時期に走れるようになったら、将来速く走れるというわけではありません。また、4月生まれと翌年3月生まれは同じ組に=ほぼ1年の差=立って歩いている子と生まれたばかりの子は、同じ土俵には立てませんね。
- こどもの運動嫌いは親の意識が影響しやすいのです。小学中学年くらいまでは親が運動をするかどうかが影響(楽しむ度合いを意識)し、それ以降は、『どれくらいの頻度で』運動するかが影響(努力度合いを意識)します。
テニスマネージャー 大村